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重要文化財 旧朝倉家住宅によせて

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旧朝倉家住宅とは

旧山手通り沿いの代官山ヒルサイドテラス裏手に85年前に立てられた東京中心部に残る数少ない大正期の和風木造住宅。
朝倉家は明治二年に精米業をはじめ(徳次郎氏)、米穀販売や土地経営により発展してきた。
とくに虎治郎氏の時代には個人営業の白米商として東京一であったという。
その住宅は猿楽町の南西斜面を利用して建てられ、宅地中央に主屋、西に土蔵、東に庭門や付随室がある。
主屋は一部二階建ての主体部を中心に、奥に座敷部や茶室、土蔵を連ね家族室、台所、内玄関なども備えている。これと一体となった日本庭園が貴重な自然環境資産として保存され、今もなお代官山を訪れる人々の憩いの場として親しまれている。

「旧朝倉家住宅」は、東京府議会議長や渋谷区議長を歴任した朝倉虎次郎氏によって大正8年に建てられたもので、平成16年に国の重要文化財に指定され、 現在では一般に公開されている。建立の際、虎次郎は木材店で働いた経験を生かし、 自ら屋敷に使用する木材を選んだと言われている。

その後、戦後の困難期に社団法人中央馬事会へ売却された旧朝倉家住宅は、農林水産省に譲渡されるなどの歴史を経て、 昭和39年から現在の内閣府の前身・経済企画庁の渋谷会議所として近年まで利用されてきた。

~保存に関する要望書~

渋谷会議所(旧朝倉家住宅とその庭園)は、競売対象として売却される方針が囁かれていたが、民間の企業が取得し開発によって貴重な文化及び自然環境資産が永久に失われてしまうことを避けるため、多くの呼びかけ人によって「保存に関する要望書」が提出された。その後、奇蹟的に保存が決まり、重要文化財の指定を受けた。「渋谷会議所(旧朝倉邸と庭園)を考える会」の代表・槇文彦氏をはじめ、東京大学の鈴木博之氏、建築家・元倉眞琴氏、ほか多数の方々のご尽力の賜物である。そして、この建物と庭園が建築時の状況をほぼ保っていたこと、長年官庁が使用していたため保存状態が良好であったことも評価されたという。

  

ガレージの扉は、文化庁担当官の質問に小生がわずかな記憶を辿って申し上げ、復元された。母家の一部が改造されているので、居間、仏間、台所の元の佇まいの復元を夢見て、スケッチを作成した。1930〜1947年の間の記憶である。

朝倉徳道

旧朝倉家住宅旧朝倉家住宅 旧朝倉家住宅
    
(写真をクリックすると拡大します)
  ガレージ   ガレージ扉   石材   庭石になった石臼   庭石になった石臼
(1) 復元されたガレージ (2) ガレージ扉
(徳道の記憶により復元)
(3) 旧擁壁の石材
 (2010年渋谷区により修復)
(4)(5) 旧朝倉精米所で水車を使い精米した石臼の一部を庭石に使用
1F平面図 台所 仏間 床の間 居間 横組堅額障子

障子 ‖  仏間 ‖  居間 ‖  床の間 ‖  台所

それぞれクリックすると、図面で示された箇所のイメージスケッチが表示されます

 

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